音名(おんめい)

2020年08月16日 16:40

こんにちは!
昨日8月15日は、75回目の終戦記念日でしたね。
戦争を直接経験していない世代ではありますが、
私の父は昭和15年生まれだったので、幼少期には軍歌が流れるような世の中にいました。
ですので、父は軍歌を口ずさむこともありましたし、私も父の影響でいくつかの軍歌を歌えます。
もちろん、父は戦争を賛美していたわけではなく…気持ちを鼓舞するような行進曲風の音楽が、子供心に楽しく感じられ、明るい未来を期待させたのでしょう。。
音楽がこんな風に利用されるのは怖いですね。

さて、戦時中は敵国の言葉を使用することは禁止されていたようで、
音楽も時代の流れに逆らえませんでした。
私たちが最初に習う音名は「ドレミファソラシド」ですが、
それを日本語の音名で表すと「ハニホヘトイロハ」になります。
戦争が終わるまでは、この日本語の音名を使っていたのですね。。。

では突然ですが、ここで問題☆
以下は日本語の音名です。一体、何の曲でしょうか?
トホホ〜 ヘニニ〜 ハニホヘトトト〜
…????
答えは「ちょうちょ」です!
(ソミミ〜 ファレレ〜 ドレミファソソソ〜)

トホホ〜💧と言われても(笑)
いまいちピンとこなかったかと思いますし、日本人であっても、日本音名はあまり馴染みがないですよね。
ただ、ピアノやお歌のレッスンで「調性」を学ぶ時期がきたら、大活躍し始めます。
よく耳する「ハ長調」「ト長調」などがそれです。
ハ長調のハは「ド」なので、ドから始まる音の
階段。
ト長調のトは「ソ」なので、ソから始まる音の
階段。
これは早めに覚えておくと大変便利です。
楽しく覚えるためには、先ほどの「ちょうちょ」のように音名で歌を歌うなど、いろいろ試してみてくださいね。

では、最後に日本音名で歌いながら失礼いたします。
ハロハ〜 ハロハ〜 ハロイ〜トト〜
ホトイ〜 イハニ〜 ハーニホーーー!



(↑この曲は…今、子供達に大人気!鬼滅の刃より「紅蓮華」イ短調バージョンでした☆)

記事一覧を見る

powered by crayon(クレヨン)